イスラエル旅行④
安息日の土曜日午前中。
エルサレムの街中は静寂に包まれていた。
トラムもバスも走っておらず、タクシーすら走っていない。
そして、そこらじゅうのお店は定休日。
そんななかグレートシナゴーグという、ユダヤ教最大の教会?へ行ってみることにした。
私は純日本人なので、どうみてもユダヤ教徒ではない。
しかし、ユダヤ教の人は暖かく迎え入れてくれ、隅っこの方に座っていたら、
こっちに座りなよと少し真ん中の方へ呼び入れてくれた。
ここも男性一階、女性二階と分けられていた。
偉そうな方が前で何かの語っているのだけれど、ヘブライ語なのでニュアンスすら全くわからない。
しかし、その言葉を足の不自由なおじいさんから小さな子供まで静かに聞いていた。
全くよくわからなかったが、1時間ぐらい滞在して神聖な気持ちになって、
心の中でありがとうと言って、退出した。
そして旧市街へ向かいマリア永眠教会へ
マリア関係の教会がありすぎてどれが何の教会かわからなくなるので、
段々いい加減になってくる。
どこへいっても、心が洗われるような気分になるのは変わらない。
そのながれで、最後の晩餐の会場とダビデの墓へ
ここまでくると世界史の知識不足が否めなくなってきて、
ふーん。という感情しか出てこなくなる。
しかし、せっかく来たエルサレム。いろいろ見に行かねばという義務感で廻る。
と、ここで悪寒を感じ始めた。しばしば、海外旅行で風邪を引くが、まさにそれだ。
だが、時間がないので観光を継続。。。オリーブ山へ登りに行った。
麓にはイエスがオリーブの林の中で捕まったといわれるゲッセネ園や聖母マリア墳墓教会があったが、写真を撮る元気がなく割愛。。。
体調が悪い中、絶対すべきではない登山を頑張り(結構な急斜面)
オリーブ山の山頂から旧市街を眺めるとそれは絶景。
イスラムとユダヤとキリストと3つの宗教が合わさった見事な眺めでした。
この日は友人に体調不良を謝り、ここで帰宅となりました。
とはいってもトラムはお休みなのでホントにしんどかったです。
安息日の観光はお気を付けください。